【エネルギー需給調整】実証実験レポート

ここでは、本メディアを監修しているNR-Power Labの需要家向けの実証実験を紹介します。

エネルギー需給調整の実証実験の成功

分散型エネルギーで新しい市場に挑戦

株式会社Sassor(東京都目黒区、代表:石橋秀一)は、愛知県名古屋市のNR-Power Lab株式会社(代表:中西祐一)と手を組み、分散型エネルギーリソースを使った需給調整市場への参入を目指す実証実験を行った。

実証実験の内容

今回の実験は、NR-Power Labの紹介でリコージャパンつくば事業所の協力を得て実施されました。

  • 期間: 2023年6月〜2024年2月
  • 参加者: 株式会社Sassorがアグリゲーションコーディネータ(AC)およびリソースアグリゲータ(RA)として参加
  • 使用機器: YAMABISHI社製の産業用蓄電池システム1台
  • 目的: エネルギーの需要と供給を調整する「二次調整力②」を実証

Sassorは、この蓄電池システムを使ってエネルギーの需要と供給をバランスさせる技術を試みた。これにより、リコージャパンつくば事業所のエネルギー管理がより効率的になることを確認

実証実験の成果と今後の展望

この実験を通じて、SassorとNR-Power Labは、実際の市場で役立つアグリゲーションビジネスの可能性を確認。特に、分散型エネルギーリソースを効果的に活用し、需給調整市場にスムーズに参入できることが証明された。

両社は協力を続け、それぞれの強みを活かして実運用に向けた取り組みを進め、さらに多くの事業所やエネルギーリソースを統合し、持続可能なエネルギーマネジメントを目指す。アグリゲーションビジネスを拡大し、より多くの顧客にサービスを提供する予定だ。

まとめ

NR-Power LabとSassorの共同実証実験は、分散型エネルギーを活用した需給調整市場への参入に向けた重要なステップとなった。今後も両社の協力により、エネルギーの効率的な管理と持続可能な社会の実現が期待される。

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NR-Power Lab株式会社
NR-Power Lab株式会社は、⽇本ガイシとリコーが共同出資し、2023年にスタートした企業。

両社のネットワーク技術や産業用蓄電池といった強みを融合させ、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。
設立以来、多数の実証実験を重ね、2026年のVPP(バーチャルパワープラント)の本格稼働に向けLABとして着々と準備を進めています。

       

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