風力発電を効率よく活用

太陽光発電を効率よく活用
蓄電池を効率よく活用

バーチャルパワープラントとはそもそもなにか。

それは、目に見えない仮想の発電所

バーチャルパワープラント(Virtual Power Plant)=仮想発電所。発電量が不安である風力や太陽光などの
再生可能エネルギーをIotを使って調整してくれる制御機能。

発電はしないが発電所と同じ役目をすることからこう呼ばれています。

このサイトはVPPを世間の皆様に知っていただくためにNR-Power Lab株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

VPPはなぜ注目されている?
解説してくれるのは
この3人

Sponsored by

NR-Power Lab

原田さん
取締役 兼 事業開発部長
原田さん
疋嶋さん
シニアマネージャー
疋嶋さん
今野さん
事業企画担当
今野さん

3人が所属するNR-Power Lab株式会社は、2023年に日本ガイシとリコーの共同出資によって設立されました。 設立以来、多くの実証実験を積み重ね、2026年のバーチャルパワープラント(VPP)の本格稼働を目指して、LABとして着実に準備を進めています。

NR-Power Labキャプチャ

引用元:NR-Power Lab株式会社公式HPhttps://www.nr-power-lab.jp/

バーチャルパワープラント
理解3STEP

まずは電力の仕組みについてお話します

今後の再生可能エネルギーについてお話します

VPPの可能性についてお話します

STEP1

まずは電力の仕組みと
現在の課題を理解しましょう

同時同量の原則
需給先の多様化2つ目のスライド
同時同量の
原則
需要先の
多様化

電力システムの基本
「同時同量の原則」

電気は、作る量と使う量が時間と量でぴったり合わないと停電が起こります。この「同時同量の原則」によって、電気が安定して供給されているんです。でも、供給が多すぎたり少なすぎたりすると、大規模停電が発生することもあります。

供給量は周波数(50~60Hz)で調整され、需要と供給のバランスが崩れると周波数が上下します。この調整は発電所で行われ、わずかな変動でも精密機器を扱う工場に影響が出ることがあります。さらに、周波数の大きな乱れがあると、安全装置が作動し電力供給が止まる場合もあるんです。

システムの見直しが必要になった
需給先の多様化

東日本大震災をきっかけに原子力の安全性やCO₂削減が大きな課題として注目されるようになり、再生可能エネルギーの普及も加速しました。

これまでは大規模な発電所から電力を送る形でしたが、太陽光発電などの分散型のエネルギーが普及するにつれて、家庭や工場から電力の逆流が発生し、電力の流れが以前よりも複雑になっています。

さらに、発電電力を電力会社が買い取る制度や、電力使用量を調整するデマンドレスポンス(DR)なども整備され、配電ネットワークは一極集中型から分散型へと進化しています。この変化によって、電力を消費する側でのエネルギー管理もますます重要になってきています。

今野さん
NR-Power Lab
今野さん
STEP2

再生可能エネルギーの
有効活用が目下の課題に!

再生可能エネルギーの利点と難点

再生可能エネルギーの利点と難点

再生可能エネルギーは、脱炭素社会を目指すうえで非常に重要なエネルギー源とされています。太陽光や風力などは、設置コストも下がっているため、どんどん普及が進んでいます。ただし、問題もあります。これらのエネルギーは天候に大きく左右されるため、供給が不安定になりやすいのです。例えば、太陽光発電は日照条件、風力発電は風の強さに影響を受けやすく、発電量が変動することで電力の需給バランスが崩れてしまうことがあります。

こうした課題に対して、日本政府は2030年までに再生可能エネルギーの使用割合を今の約2倍にするという目標を立てています。そのために、エネルギーの貯蔵技術や需給調整機能を強化し、安定したエネルギー供給を実現しようとしています。これによって、将来的には持続可能で安定したエネルギーシステムが整うことが期待されています。

疋嶋さん
NR-Power Lab
疋嶋さん
STEP1・2をまとめると…
解決の糸口は
需要の創出抑制

再生可能エネルギーに注目が集まる一方で再生可能エネルギーは
「必要な時に必要な量を確保するのが難しい」という課題があります。
逆に考えれば、電気を蓄えて必要な時に使う「需要の創出」と使用量を調整する「需要の抑制」ができればこの問題を解決することができます。
そして、この電力を統合・調整するために生まれたのが
バーチャルパワープラント(VPP)なのです!

STEP3

再生可能エネルギー普及の
カギ
となる
バーチャルパワープラント

バーチャルパワープラントの仕組み
バーチャルパワープラントの仕組み
作図❶
説明

電力を貯めて再分配することで
安定供給とコスト削減が可能

バーチャルパワープラント(VPP)は、家庭や工場にある太陽光発電や蓄電池をネットワークでつないで、一つの大きな発電所みたいに管理するシステムです。例えば電力が必要なときには、その時の需要に合わせて効率よく電力を供給できるので、無駄なくエネルギーを使うことができます。その結果、安定した電力供給やコストも削減できるんです。

具体的に言うと、VPPは「分散型エネルギーリソース(DER)」と呼ばれる小さな発電装置を統合し、発電量や電力の需要をリアルタイムでチェックしながら配分します。電力の需要が高いピークの時間帯に合わせて、供給をうまく調整したり、必要に応じて電力を抑えたりできます。VPPサービスを導入すると、再生可能エネルギーの普及が進み、持続可能なエネルギー社会の実現に大きく貢献できるんです。

NR-Power Labが提供する
バーチャルパワープラントとは

Sponsored by
NR-Power Lab
NR-Power Lab

引用元:NR-Power Lab株式会社公式HPhttps://www.nr-power-lab.jp/

NR-Power Labでは親会社であるリコーのブロックチェーン技術と日本ガイシのNAS電池(蓄電池)の技術をかけあわせることで、VPPのエネルギーリソースの統合・調整だけでなく、電力データの活用まで行っており、より脱炭素社会に適したサービスを展開するために準備を進めています。

NR-Power Lab

引用元:NR-Power Lab株式会社公式HPhttps://www.nr-power-lab.jp/

【対象者別】
バーチャルパワープラント
メリット

ここからは、バーチャルパワープラントがもたらすメリットを小売電力事業者、消費者(電力需要家)の2つの立場で解説します。

小売電力事業者
消費者
(電力需要家)
小売電力事業者のメリット

小売電力事業者

※項目名をクリックすると解説が読めます

もっと
詳しく知りたい方はこちら
消費者(電力需要家)のメリット

消費者(電力需要家)

※項目名をクリックすると解説が読めます

もっと
詳しく知りたい方はこちら

VPP最新情報

2012年には「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)」が導入され、太陽光発電や風力発電などの普及が急速に進み、2016年、電力小売市場も全面的に自由化され、電気に対する仕組みがこれまでのものでは対応しきれなくなってきたことから2020年頃から企業と技術提供者が協力してVPPのプロジェクトが少しずつ始動してきています。

News

VPPのさまざまな実証実験

実証実験はテスラ―が宮古島で実証実験を始めたのが大きな話題となりましたが、それ以外でも東芝なども稼働に向けてプロジェクトが推進されています。

News

補助金など国の動向

2024年現在、自治体などから蓄電池や電気自動車などの補助金制度があるようですが、再生可能エネルギーやVPPにまつわる補助金や国の動向は刻々と変わりそうです。最新情報のチェックが必要です。

VPPにまつわる用語辞典

アグリゲーターとは?

エネルギーの橋渡し役

アグリゲーターは、多くの電力消費者や発電者からのエネルギーを集め、まとめて管理・調整する役割を担う事業者です。個々の需要や供給を一括管理することで、電力の安定供給をサポートし、効率的なエネルギー利用を実現します。

デマンドレスポンスとは?

賢く使う電力管理

電力需要が高い時に消費者が電力使用を調整する仕組みです。電力会社が利用者に協力を求め、電力使用を抑えたりシフトしたりすることで、電力供給の安定を図ります。これにより、ピーク時の負荷軽減や電力コストの削減が期待されます。

蓄電池ビジネスとは?

未来のエネルギー貯蔵

電力を蓄えるための電池(蓄電池)を活用した事業です。再生可能エネルギーや電力ピーク時の余剰電力を蓄電池に貯め、必要な時に供給することで、電力の安定供給やコスト削減を実現します。企業や家庭向けに導入され、エネルギーの効率的な利用が進む中、重要な役割を担っています。

コーポレートPPA/PPAとは?

企業と再エネルギーをつなぐ直接契約

発電事業者と電力消費者が直接契約を結び、再生可能エネルギーを長期にわたって購入する仕組みです。特に「コーポレートPPA」は、企業が自社の電力を再生可能エネルギーで調達する契約形態で、環境負荷の低減や電力コストの安定化が期待されます。

分散型エネルギーリソースとは?

小さな発電をつなぐ力

太陽光発電や風力発電、蓄電池、電気自動車など、小規模で地域ごとに分散して設置されたエネルギー源や設備のことです。これらのリソースは、従来の大規模な発電所に頼らず、エネルギーを地産地消することで、電力の安定供給や環境負荷の低減に貢献します。

仮想発電所とは?

分散した電力を一括管理する仕組み

仮想発電所(別名バーチャルパワープラント)は、分散型エネルギーリソース(太陽光発電や蓄電池など)を統合し、あたかも1つの発電所のように管理・制御するシステムです。この「仮想発電所」という名称は仮称で、物理的な施設ではなく、システム上の仮想的な発電所を指しています。

余剰電力とは?

使いきれない電力を有効活用する仕組み

発電量が消費量を上回る際に生じる余った電力のことです。たとえば、太陽光発電システムで発電した電力が家庭や施設での使用量を超えた場合、その電力が余剰電力となります。この余剰電力は、電力会社に売電したり、蓄電池に貯めたりすることで、有効活用されます。

VPP事業者とは?

分散エネルギーをまとめて管理する専門家

バーチャルパワープラント(VPP)を運営する企業や組織のことです。これらの事業者は、太陽光発電、蓄電池、電気自動車などの分散型エネルギーリソースを統合し、効率的に管理・制御します。役割は、電力の需給バランスを保ち、電力の安定供給を実現することで、再生可能エネルギーの活用を促進します。

当メディアについて

ZENKEN

このサイトは、NR-Power Lab株式会社をスポンサーとし、NR-Power Lab監修のもと、Zenken株式会社が制作・運営しています。再生可能エネルギーを導入して、効率よく電力を使いたいと考える企業(需要家)や、電力需給の安定化を求める再生可能エネルギー事業者や小売電力事業者に向けてバーチャルパワープラントを知ってもらうために立ち上げました。バーチャルパワープラント=仮想発電所(VPP)サービスをトータルサポートしているNR-Power Labによる解説やアドバイスを交えて、多くの人に役立つ情報をまとめています。

       

このサイトはVPPを世間の皆様に知っていただくためにNR-Power Lab株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

目次